コラム

 公開日: 2016-11-29  最終更新日: 2017-09-08

めげない、辞めない

「いやー、ホント仕事が楽しくてしょうがないですよ!」

満面に笑みを浮かべながら、会うたびにそう語りかけてくる。
これは、仕事がおもしろくなり始めた入社4~5年目の社員の話ではない。
ある一部上場大手企業のれっきとした部長サンの言葉である。
年齢は、50代前半。一見順風満帆な会社人生のように見えるが、実はそうではない。
彼と知り合ってから20年近くになるが、その間東京本社と支社を行ったり来たり。
同期からは、すでに何人もの役員も出ているが、彼にその兆候はない。
なぜか。正論を言って、時の上司や経営陣と度々衝突してきたからである。
上ににらまれ、地方へ転勤。実績を作って本社に返り咲く。
そして、上と衝突して、また飛ばされる。
飛ばされても、飛ばされても、めげない。会社も辞めない。

ある時、聞いたことがある。
「あなたほどの実力があるなら、他の会社でも充分にやっていけますよ」
「いやぁー、僕は不器用ですから……この会社との縁を大事にしたいと思って……」
ちょっと照れながら、こう答えてくれた。

本社の部長に返り咲いて、3年が経つ。この間、何度か経営陣とぶつかった。
しかし、飛ばされることはなかった。正確に言えば、飛ばしたくても飛ばすことができない。
なぜか。
彼の申し分のない実績、実力を無視できなかったのである。

彼と会うたびに思う。「ようし、もっと頑張らなければ……」と。
元気を、勇気を、いつももらっている。
顧みて、自分はどうか。
映画「男はつらいよ」の寅さんではないが、
「思い起こせば、本当に恥ずかしきことの数々……」である。
残り少ない人生、縁がある人に少しでも、ささやかな“元気”という恩返しが
できればと、そう願っている。


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