コラム

2016-07-01

焦燥感や不安で目の前の仕事が手につかなくなる


急いでいるときに突発的な出来事で足止めを食ったりすると、頭が混乱してパニックに陥ってしまう、仕事で目上の人やお客さまを前にすると焦りの気持ちから手元が震えたり、普段では考えられないミスをしてしまう…そんな経験をしたことはありませんか?

一度焦り出すと頭が真っ白になって何も手につかない、ミスをしたときのことばかりが浮かんできて不安になりとっさの判断ができない、本来の目的が見えなくなってさらに失敗を繰り返してしまう……といった負のスパイラルに陥ってしまう心理とは、いったいどういうものなのでしょう?

ストレスによる焦燥感や不安感を抱く心理の特徴とは

普段は難なくこなせる仕事も、ストレス下に置かれると焦って何から手をつけたらよいのかわからなくなり、結果失敗してしまうという人は、「うまくやろう」「失敗してはいけない」という気持ちに囚われている可能性があります。

このような時は完璧主義で自己重要感が強く、ミスをするのではないかという恐怖や焦燥感が思考の大半を支配してしまい、心理学でいうところの「トンネリング(視野狭窄状態)」に陥って、本来すべきことが見えなくなって集中できなくなり、そのことが焦燥感をさらに助長させてしまうと考えられます。

人はストレスがかかると、トンネルの中から外をのぞいたように視野が狭窄する注意力のトンネル化が起きやすくなります。ストレスが及ぼすこのような認知変化は、視覚だけでなく一点に集中して周辺への注意が散漫になるなど、通常では考えられないミスや事故を誘発する原因にもなってしまいます。

また、行動して否定されたりした経験がトラウマとなってしまっていると、非難されたりするくらいなら行動しない方がいいと無意識に選択してしまい、自由に考えて行動することができなってしまうこともあります。

焦ると仕事が手につかなくなり、不安に襲われる理由について

時間に追われると、頭が混乱してやるべきことの優先順位がわからなくなってしまう、焦ると失敗するのではないかという不安な気持ちが押し寄せてきて冷静な判断ができなくなる時の心理は、幼少期の体験が起因しているのかもしれません。

親の希望通りに行動しよい子であること、人よりも早く完璧に物事をこなす「できる人間」であることが他者に認められる唯一の手段であると考えて育った場合、ミスをした自分を許すことができない、完璧でないと愛されないという「非合理的な思い込み(イラショナルビリーフ)」によって、切迫した状況に置かれたり、できないかもしれないという不安やプレッシャーを感じると、無意識に失敗を避けようという心理が働いて、焦って周りが見えなくなってしまうのです。

焦りが強い場合は深呼吸をして気持ちをリラックスさせる


自分はなぜいつも焦燥感に囚われ不安に陥ってしまうのでしょう?
幼少期にさかのぼって、あなたを無意識にコントロールしている経験を消すことはできませんが、考え方を変え、誤った思い込みや心のクセを修正することは今からでもできることです。

焦りが強い場合は、深呼吸などでまずは気持ちを落ち着かせることが大切です。
その方法は、まず楽な姿勢でイスに座り、鼻から息を深く吸い込みます。このとき、吸った空気をお腹にためるイメージで吸い込みます。息を吐くときは、口からゆっくりお腹にためた空気を吐き出していきます。
ポイントになるのは息を出すときです。体中の空気を出し切るイメージでゆっくりと、口笛を吹くときのように唇をすぼめて完全に息を出し切るようにしましょう。
深くゆっくりとした呼吸は緊張を和らげ、気持ちをリラックスさせてくれますので、ぜひ試してみてください。

全てに完璧な人などきっといません。一度ゆっくり深呼吸してまわりを見渡してみましょう。失敗ばかりしていても愛されている人もいれば、マイペースでありながら他者と協調して結果を出し、認められている人もたくさんいることに気づくことができるでしょう。

不安が強いときは気分転換が大切

不安が強い場合は、マイナスループから抜け出すために気分転換をすることが大切です。

「○○をやらなければ」と思えば思うほど手につかなくなり、その手につかない状態が辛くなり不安になってしまうといった悪循環に陥ってしまうときは、思いきって気分転換を試みて気持ちを切り替えてみましょう。

そして、自分がベストな状態のときの感覚を思い出し、何かをやらなければならないとき、自分をオンモードにするための心身へのスイッチとして記憶しておくようにします。これをNLP(神経言語プログラミング)では「アンカリング」といいます。
不安や焦りで心が乱されていると感じたときは、そのスイッチを押せば自分がベストな状態を呼び起こすことができるでしょう。

ゆったりと心豊かに生きるヒントを見つけることはきっとできます。深呼吸や気分転換、何気ないことですがぜひ、心に留めておいてくださいね。

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