コラム

2015-12-12

遺言が無効となる場合、遺言無効を争う手続(調停、訴訟)

遺言が無効となるのは以下の場合です。

1 民法が定める方式に違反しているとき
  遺言の書き方(方式)は、民法で決められています。主な遺言の方式は、自筆証書遺言と公正証書遺言です。民法が定める方式に違反している遺言は無効となります。
2 2人以上の者が共同で遺言をしたとき
3 遺言能力がなかったとき  
4 遺言の内容が公序良俗に反するとき
5 錯誤により遺言をしたとき  
6 内容が確定できないとき
 最高裁の判例は、遺言の文言の解釈は、文言を形式的に判断するのではなく、遺言書の全部の記載、遺言書作成当時の事情や遺言者の置かれていた状況等を考慮して遺言者の真意を探求して判断すべきであるとしています。このようにして遺言に記載された文言を解釈してもなお内容が確定できない、意味不明である場合には、当該条項は無効になりますし、場合によっては遺言全体が無効になります。
7 遺言の方式をもって撤回されたとき
8 後で、抵触する内容の遺言や処分行為がなされたとき
9 遺言者が故意に遺言書を破棄したとき


遺言無効を主張する場合の法的手続

 まず、家庭裁判所に家事調停を申し立てて、その中で話し合いをするのが原則です。その調停が不調になったときには、地方裁判所に遺言無効確認訴訟を提起し、裁判所に有効無効を判断してもらいます。
 なお、調停前の話し合いの結果等で、調停を申し立てても調停成立の見込みがない場合には、調停を申し立てずに訴訟を提起することも許されています。


遺言無効については、以下のサイトで詳しく説明していますので、ご覧ください。

遺言無効はこちら

この記事を書いたプロ

アストレア法律事務所 [ホームページ]

弁護士 青木信昭

東京都新宿区新宿1-14-5 新宿KMビル801号室 [地図]
TEL:03-6410-6350

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0
<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
青木信昭 あおきのぶあき

法律相談を提供する弁護士会活動で多大な実績。豊富な知識と経験で、依頼者が納得できる解決へ!(1/3)

 「市民の方が気軽に弁護士の法律相談を受けられるよう、第二東京弁護士会の法律センター運営委員会の委員長や日弁連公設事務所・法律相談センターの副委員長を務めてきました」と落ち着いた口調で話すのは、アストレア法律事務所の青木信昭さんです。青木さ...

青木信昭プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

弁護士会で活躍した豊富な経験と、丁寧な傾聴で信頼が厚い

事務所名 : アストレア法律事務所
住所 : 東京都新宿区新宿1-14-5 新宿KMビル801号室 [地図]
TEL : 03-6410-6350

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

03-6410-6350

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

青木信昭(あおきのぶあき)

アストレア法律事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
賃料の減額請求(家賃の値下げ請求)

 建物を長く借りているが、賃料(家賃)がずっと変わらないままになっている、あるいは、値上げを求められている...

[ 借地・借家(土地建物の賃貸借) ]

相続について(4) 葬式費用(葬儀費用)は誰が負担すべきか

 相続税の計算においては、葬式費用(葬儀費用)は相続財産(遺産)から控除することができます。そのため、葬式...

[ 相続 ]

任意後見について (任意後見とは、任意後見の開始時期、任意後見の解除)

 任意後見契約をご存じでしょうか。 これは、判断能力が低下した場合に備えて、判断能力があるうちに、特定の...

[ 任意後見 ]

離婚について(1) 離婚の手続 (協議離婚、調停離婚、裁判離婚)

離婚の手続には、協議離婚、調停離婚、裁判離婚(和解離婚、判決離婚)があります。 協議離婚  夫婦間の話...

[ 離婚 ]

相続について(3)  遺産分割のための手続 (遺産分割協議、調停、審判)

 相続人が複数の場合、相続財産は相続人全員の共有となりますので、これを各相続人が自分のものとするためには、...

[ 相続 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ