コラム

 公開日: 2015-12-12 

信頼できる弁護士の選び方、弁護士に依頼するときに気をつけること(2)

 弁護士の全国組織である日本弁護士連合会は、弁護士が守るべき事項として「弁護士職務基本規程」を定めております。その中には、依頼者の方からご依頼を受けて事件を担当する場合についての規定も多くあります。以下に、主なものを2回に分けて記載します。

 弁護士と依頼者の方との間のトラブルの中で多いのは、弁護士報酬に関するもの、説明や報告に関するもの、預り金の処理に関するものです。依頼する弁護士を選ぶ際には、弁護士費用が安いかどうかではなく、これらの規定を遵守しているかどうかを考慮してください。

1 説明、報告に関して
・ 事件を受任するに当たり、依頼者から得た情報に基づき、事件の見通し、処理の方法並びに弁護士報酬及び費用について、適切な説明をすること
・ 同一の事件について複数の依頼者があってその相互間に利害の対立が生じるおそれがあるときは、事件を受任するに当たり、依頼者それぞれに対し、辞任の可能性その他の不利益を及ぼすおそれのあることを説明すること。受任後、依頼者相互間に現実に利害の対立が生じたときは、依頼者それぞれに対して、速やかに、その事情を告げて、辞任その他事案に応じた適切な措置をとること。
・ 必要に応じ、依頼者に対して、事件の経過及び事件の帰趨に影響を及ぼす事項を報告し、依頼者と協議しながら事件の処理を進めること
・ 弁護士と依頼者との間に信頼関係が失われ、その回復が困難なときは、その旨を説明し、辞任その他の事案に応じた適切な措置をとること
・ 委任の終了に当たり、事件処理の状況又はその結果に関し、必要に応じ法的助言を付して、依頼者に説明すること

2 預り金に関して
・ 事件に関して依頼者、相手方その他利害関係人から金員を預かったときは、自己の金員と区別し、預り金であることを明確にする方法で保管し、その状況を記録すること
・ 委任の終了に当たり、委任契約に従い、金銭を清算したうえ、預り金及び預り品を遅滞なく返還すること

弁護士職務基本規程はこちら

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