コラム

2016-01-14

泣き止まないから困る子どもの癇癪

育児中

みなさん、こんにちは。東京都の新小岩地区で個別療育に特化した塾を開いている鈴木あづみです。
今回のコラムは前々回前回のコラムの追記的内容です。「どうして癇癪がひどくなってしまったのか」ということについて考えて行きます。

物を投げたり、泣き叫んだり、後ろへひっくり返って頭を打ってしまったり…一旦癇癪が起きると子どもも大人もパニック状態に陥ってしまうことでしょう。あまりにも頻繁ですと、親もうつうつとした気持ちになってまいますよね。

子どもの癇癪の原因を栄養不足だとか畑津障害があるかもしれないだとか、原因は人それぞれなのですが、何かしら私たちは理由付けしたくなります。その理由を今回は応用行動分析学の視点から紐解いていこうと思います。

最初は泣き叫び程度だった

赤ちゃんが泣くとママやパパが何かしら赤ちゃんの不快要因を取り除きます。すると赤ちゃんは泣き止みます。赤ちゃんは「泣く」という手段で不快を示します。赤ちゃんだったと思っていた我が子が成長をし、2歳くらいになると「イヤイヤ期」を迎えます。
ある日、お店へ行ったときに欲しいおもちゃを発見!でもママは買ってくれる様子はありません。そこで子どもの手段として「泣く」ということを「試して」みました。するとママはおもちゃを買ってくれました。

この時に子どもの中では「泣く→買ってもらえる」という行動を学習してしまうのです。

他の日にまたお店へ行った時におもちゃが欲しくなりました。「泣く→買ってもらえる」と学習している子どもはママに泣いて訴えます。この日はママも負けずに買わない姿勢でいました。しかし子どもも負けずに近所迷惑になるような大声で泣き叫びました。とうとうママは子どもの泣き叫びに負けておもちゃを買ってしまいました。

この時、子どもが学習したのは「泣き叫ぶ→おもちゃを買ってもらえる」という行動です。それと同時に「泣く」という行動をパワーアップさせればおもちゃを買ってもらえる、ということも学んでしまうのです。

これがどんどん連鎖して「癇癪」に繋がっていくのです。

「癇癪を治したい」と思ったら家族で協力する

「癇癪→おもちゃ(ここでは願いが叶う)」ということを子どもが学んでしまい、おもちゃが欲しい時に寝転がって訴える状況になってしまっても手遅れではありません。その状況を放っておいておもちゃは買わないという頑なな姿勢をママが示せばよいのです。ただし、ここで「みっともない」とか「恥ずかしい」などという理由でパパがおもちゃを買ってしまうことがありますが、それは絶対に避けてください。夫婦または家族で頑としてその癇癪による訴えには応じないという態度でいてください。

もしそれを実行したら「癇癪を起す→おもちゃを買ってもらえない」という図式が出来上がります。するとだんだん癇癪が減っていくのです。

癇癪の代わりの行動を教える

次にママやパパがすることが要になってきます。お子さんに癇癪に代わる行動を教えるのです。教え方を応用行動分析で考えて行くと次のようになります。

「癇癪に代わる行動をする→褒められる」
「癇癪に代わる行動をする→おもちゃを買ってもらえる」

このように、癇癪に代わる行動をとると必ず良いことが起こるようにします。すると癇癪に代わる行動が身に付き、癇癪が減るのです。


応用行動分析を活用した療育

以上の内容は応用行動分析(ABA)の観点から改善策を考えてみました。これが向くお子さんもいれば向かないお子さんもいらっしゃるのは事実です。ただ、応用行動分析の効果は科学的に実証されています。
応用行動分析を活用した療育にご興味のある方はこちらもご覧ください

また、お子さんにかける言葉について詳しく知りたいという方はこちらをご覧ください


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適切なサポートで自発的な行動の可能性を広げる
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