コラム

2015-10-17

消しゴムを使わない子どもが使えるようになる工夫②

ホワイトボード

みなさん、こんにちは。東京都葛飾区で個別療育塾を開いている鈴木あづみです。
私が開いている「個別療育塾ありあんち」ですが、まだまだ都内で有名だというレベルではありませんし、有名になることよりもお子様とご家族のより豊かな人生を願って日々の療育を丁寧に実施するよう、努めております。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回のコラムは「消しゴムの使い方も知っているし、上手に使えるのに使わなに子ども」にどのようなアプローチをしていくのかを考えてみます。是非前回のコラム併せてお読みください。

まずは、どうして消しゴムを使わないのかを、かつて使わなかったお子さんたちに聞いてみました
1 自分が通っている塾では消しゴム禁止だから
2 消しゴムを使うより鉛筆で×を書いたり塗りつぶしたりする方が早いから

どちらもそのお子さんの立場に立てば理解できないこともありません。しかし学校では鉛筆を使って書いた文字を間違えたのなら消しゴムを使って消すのが当たり前ですし、それがルールです。それをお子さんに伝えれば良いことなのですが、それが実は難しい場合もあります。特に親という立場から介入していくのは難しいでしょう。

さて、そこで私の出番です。
まず1ですが、塾と学校それぞれで筆箱を別の物にしましょう。塾用の筆箱には消しゴムを入れないでおいて、学校の筆箱には消しゴムを入れておきます。そして「消しゴムは学校だから使うもの」だという認識を育てます。もちろん筆箱を別にしただけでは効果はありませんので、保護者の方からも説明をしましょう。そして、宿題をしている時に消しゴムを使う機会を見つけて、お子さんに消しゴムを使うよう促します。「学校の宿題だから消しゴムを使おうね」と声をかけて、お子さんが消しゴムを使ったら「ルールを守れて偉いね!」などと褒めます。学校でも消しゴムを使うことができた瞬間を先生が見かけたら褒めてもらうよう、お願いしておきましょう。

次に2です。このお子さんのノートは、誤字が消されていなくて、どれが正しい文字なのか分からない状態でした。消しゴムを使うようにするためには、消しゴムを使うことに有益さを本人が見出すことが重要です。そこで、過去に書かれたノートを自分で音読するように指示しました。案の定、その子は自分で書いたノートなのに正しく読むことができませんでした。
そこで「合格ノートの約束」というルールを作りました。作ったといっても、ノートを取る時に私たちが当たり前のように守っているルールを視覚化したものです。「今日の日付を書く」「1ます1文字」「間違えた文字は消しゴムで消す」「教科書のページ番号を書く」などをルールにしました。
ルールを明確にすることで消しゴムを使うようになりましたし、使うシーンも分かったようでした。


知的障害や発達障害のあるお子さんにとって、学校は見えないルールがたくさんあります。それを明らかにするだけで、より過ごしやすい場になる可能性が十分にあるのです。


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