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株式会社 アーキスタジオ 一級建築士事務所

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2016-03-06

外断熱で木造住宅で利用する断熱材とは?

木造住宅に用いられる断熱材は、施す工法によって素材が異なります。
外断熱を施す外張り工法においては、主に発泡プラスチック系の断熱材が用いられ、製造方法などでさらに細かく分類することができます。
それぞれの素材の用途や特徴を確認しておきましょう。

断熱を施す工法によって異なる断熱材の種類

木造住宅に外断熱を施す「外張り工法」は、柱などの構造躯体を外側からすっぽりと断熱材で覆う方法です。

わが国の木造住宅では、柱などの間に断熱材を挟み込んで内側からの断熱を図る充填工法が一般的ですが、隙間ができにくい外張り工法の施工例も増えつつあります。

どちらの工法も、室内の空気と外気を遮断するための断熱材を用いますが、それぞれの特徴に応じて異なった素材のものを使用します。断熱材は大きく分類すると繊維系のものと発泡プラスチック系のもの、さらには羊毛や炭化コルクを使用した天然素材系のものがあります。アーキスタジオでは、耐火性能・耐久性能の観点から、ロックウールを中心に使用しています。

グラスウールなどの繊維系の断熱材は、主に充填工法で採用されます。一方で、天然素材系は前の二つに比べて断熱性でやや劣り、値段も割高である傾向があります。

近年のエコ志向などによって多くの商品が発売されていますが、まだ一般に浸透するまでには至っていないと言えます。

外張り工法で主に用いられる発泡プラスチック系断熱材の特徴

外側から建物を丸ごと覆ってしまう外張り工法では、発泡プラスチック系の断熱材を採用するのが一般的です。

この素材は文字通り、プラスチックを発泡させて硬化させる素材ですが、その製造方法によってさらに細かく分類されます。
ポリスチレンというスチロール樹脂を発泡させると、一般的に発泡スチロールと呼ばれる素材が出来上がります。

このうち、日常的に容器や緩衝材などで見かける、細かな粒が密集したような素材は、ビーズ法ポリスチレンと呼ばれるものです。

用途や施工箇所に合わせて断熱材は使い分けられる

ポリウレタン樹脂を発泡させた合成ゴムであるウレタンフォームも、外張り工法の断熱材として多く採用されています。

ウレタンフォームは、製法によって軟質と硬質の2種類がありますが、断熱材としては硬質のものが使用されます。

硬質ウレタンフォームとしてよく知られているのは、柔軟性と耐水性に富んだ高発泡ポリエチレンです。また、より耐燃焼性(燃えにくい)に優れ、経年変化が少ないとされるフェノールフォームという素材もあります。

なお、ウレタンフォームを断熱材として施工するには、上記のような板状のものを用いる場合と、現場で吹き付けて発泡させる方法とがあります。これらは用途や施工箇所によって使い分けられます。

発砲ウレタンフォークは、気密性を向上させる利点もあります。また、アーキスタジオでは、耐火性に優れた、ロックウール(ドイツ製)を使用することが多いです。

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