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株式会社 アーキスタジオ 一級建築士事務所

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2016-02-23

外断熱と内断熱、木造住宅にはどちらが向いてる?

快適な住まいの概念は、人それぞれの価値観やライフスタイル、美意識などによってさまざまでしょうが、少なくとも、温度や湿度、あるいは空気の流れなど、身体と五感で感じるものに関しては、ある程度の共通となる指標があります。

家の中にいるにもかかわらず熱中症になりかけたり、寒すぎて眠れなかったり、健康に悪影響を及ぼすような家では、寛ぎや快適さを感じる間もありません。
住みながらにして春風に包まれるような幸福感、瑞々しい自然の息吹すら漂うような住空間は、どのようにして実現できるのかを考えてみましょう。

快適な住空間のかなめは、外気の影響をいかに抑えるか

私たちが感じる快適な室内の温度、湿度は、一体どのくらいなのでしょう。もちろん個人差はありますが、夏場で室温25~28度、湿度55~65%、冬場は室温18~22度、湿度45~60%が、快適な範囲と一般的には言われています。

四季のあるわが国では、夏は高温多湿で冬は乾燥するなど、温度、湿度が季節によって大きく異なりますが、こと室内においては可能な限り温度差、湿度差を抑える試みが、快適な住まいづくりには求められます。
そのためにはいかに高温、あるいは寒冷な外気が室温に影響を与えないようにするかがカギとなります。

内断熱と外断熱、その違いは? どっちがスグレモノ?

外気の影響を遮断するには、建物に断熱材を施しますが、これまで木造住宅では内側に断熱を施す充填工法が一般的でした。
内断熱というのは、木造住宅の場合、壁の内側、柱と柱の間にグラスウールや発泡系の断熱材などを充填する工法のことをいっています。

それに対して外断熱というのは、構造物の外側を断熱材で覆ってしまう工法です。
外断熱工法の歴史は、明治の文明開化の頃に、ドイツで始まったものでまだ歴史的には浅く、わが国では1980年代以降から、徐々に一般普及するようになりました。
なお、RC造(鉄筋コンクリート造)の建物に外断熱を施すことを外断熱工法と言い、木造住宅では建物の外側の断熱を施すことを外張り工法と言います。

この二つの工法には、それぞれメリット、デメリットがあります。

内断熱と外断熱、その効果は木造と鉄筋コンクリート造(RC)では違ってくる

では、木造住宅には内断熱と外断熱のどちらが適しているかですが、その工法の違いとともに、<熱容量>についても、考察しておく必要があります。

熱容量というのはどのくらい温まりやすく、どのくらい冷めやすいかを、物質の比重のように数値化したものです。

例えばRC造(鉄筋コンクリート造)は、木造に比べて、大雑把に言って6~8倍の熱容量を持っているので、温まりにくく、冷めにくいという特性があります。そこに外断熱を施せば室温が安定した状態になります。そしてRC造(鉄筋コンクリート造)は、モノコック構造になりますので高断熱性と同時に、高気密性を発揮できます。そして、地震にも強い事が大きなメリットです。

木造住宅はコンクリートの建物のような熱容量がなく、鉄筋コンクリート造の外断熱のそうしたメリットを発揮しづらい構造体です。しかし、土間部分や床に石やタイルを設け、熱容量大きくする方法もあります。
用いる断熱材の種類などにより施工性や費用が変わってきます。壁には充填タイプの断熱材を、屋根には外断熱を施すといった方法もあります。

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