コラム

 公開日: 2016-03-09  最終更新日: 2016-08-31

企業がグローバル人材を採用する際に必要な知識とは

グローバル人材をどのように評価するか

海外での採用や外国人留学生となると、
グローバル人材の優秀さが見極めづらいのが現状です。

出身大学や学部である程度の属性分類ができる新卒とは違い、
評価のラインが明確ではないからです。
グローバル人材の評価方法には下記のようなものがあります。

・TOEIC(語学力)、コミュニケーション能力などの基礎的なスキル評価
・レポートや論文(経験や実績)などの専門的なスキル評価
・異文化への対応能力や先導・統率力などのヒューマンスキル評価

どの部分を重点的にフォーカスするかは、
自社の基準として予め設定しておいた方が良いでしょう。

「グローバルに通用する」という風に捉えた場合、
語学力や異文化コミュニケーションに目を向けてしまいがちですが、
マネジメント力や業務に対する決断力、他人と信頼関係を築けるか、
という根底にある人間力がなければ業務は成り立ちません。

そういった内に隠れた面を見出せる評価側の人材の選定も、重要かと思われます。

グローバル人材の就労環境の実態

現在、日本で就労するグローバル人材の就労環境は、整備中というところでしょう。

東京オリンピック開催の2020年までの発展を目指し、
グローバル化が急激に進んでいます。
しかし、急激なスピードで進んでいるため、環境の整備が追い付いていないのです。
多言語能力や高い専門スキルを持った優秀なグローバル人材は、
業種や業界を問わず高いニーズがあります。

そのため、より良い待遇・環境を求めて企業を転々とする傾向にあり、
まず自社へ定着させることが大きな課題となっています。

また、ある地方で働くことを希望していながら、
その地方ではグローバル人材の採用が行われていないなど、地域的な問題もあるようです。

大手企業が脚光を浴びる中、
地方を拠点とした中小企業は情報発信が不足していることが挙げられます。
急激に発展させるだけでなく、足元の整備も目下の急務として対応していくべきなのです。

グローバルな世界を理解したうえで採用に臨む

グローバル人材を採用するにあたって、
世界各国の採用情報やキャリアパスについて理解することはとても有効です。

国によっては教育システムも違うので、
自社の理念に合ったシステムを取り入れている国がすでにあるかもしれません。

逆に、理解していないと価値観の違いからトラブルに発展してしまうケースもあります。

また、最近ではTOEICの高スコアを所持しているにも関わらず、
まともなビジネス会話もできず、TPOも守れない「自称グローバル人材」が増えています。

こういった人材を採用してしまわないように、事前の試験や面接でふるいにかける必要があります。
グローバル人材は将来企業を牽引していく存在です。

「一緒に働けるかどうか」ではなく
「この人に会社を任せられるか」を視野に入れて採用に臨むことをおすすめします。

この記事を書いたプロ

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中小企業診断士 野澤夏子

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