荒井信彦

あらいのぶひこ

Al-jabr(アル・ジャブル)

[ 目黒区 ]

コラム

2016-01-26

【毛布の上手な使い方】毛布は布団の種類で使う位置が変わる

毛布は敷く方が暖かい!

この話はボクは体感実験をもとに10年以上前からセミナー等でも話していたことです
が、数年前からやっと巷でも言われ出してホッとしてます。

真冬にさらに保温を高めるために毛布を使うなら「敷く」に限るんです。それは、寝床
の保温の70%は「敷」が担っているからです。
その理由は、寝床内温度の源になるのは「体」の温度で、体が密着しているのが敷であ
ることだからです。また寝床に入った時にヒンヤリ感をなくし、体の熱を飛ばさないこ
とと、布団の冷たさで体を緊張させない事が重要だからですね。
ですから、まず「敷」に熱が溜まるようにするのが第一ということです。

昨日も何気に見てたTVでやっていた毛布の検証は"どれだけ寝床内の温度が冬に快適と
言われる30℃に早く上がるか"を実際に計測してとても興味深かったですね〜。
「毛布を敷くのが暖かい」を実際に計測比較したことは寝具業界でもあまり例がないん
じゃないかと思いますよ。

結果はやはり布団の上に掛けるのと比べ、僅差だが敷いた方が早かったようですね。



但し、この検証は毛布の素材も布団の中わたも公表されてなかったので、何とも言い用
がないですけど。

寝床内の保温は"どれだけ早く温まるのか"も大事ですが、"いつまで保温し続けてくれる
のか"はもっと大事です。
また、保温だけでなく、通気や静電気、ムレ感なども考慮しないといけませんので、布団
の中わた素材によって毛布の位置も変われば、その位置に適切な毛布の素材も変わります。

敷く毛布はウールに限る

「敷く場合の毛布」の素材は、天然素材、特にウールがいいでしょう。
カシミヤなどはウールに比べて肌ざわりや保温性はズバ抜けていますが、繊維が細く弱
いため敷いて使うと体重を加味した摩擦で傷み易いです。ですから、毛が抜けたり切れ
たりするので不向きと言えます。

敷の毛布に必要な機能はベッドパッドや敷布団と同様に、保温性に加え"調湿機能"です。
ムレて汗をかいてしまうのはかえってマイナス効果になりますから、発火点が低い化学繊維
(ポリエステル、アクリルなど)の毛布はすぐ温まりますが吸湿発散性がないのでNGです。
ただ、ご年配の方や体温が低く寒がりの方にはウールよりも化学繊維の方がいいでしょう。
成人より体温が高い子供は絶対にNG!子供は絶対に天然素材です。

布団の上に掛ける毛布は化学繊維に限る

羽毛布団はその上に毛布を掛けるのが保温効果が上がります。
この場合の条件は"軽い"毛布であるという事です。重い毛布だと寝返りが打ち難くなって
翌朝疲れが残ったりし、また羽毛は体温と外気温の温度差でダウンを大きくしてカサを
出して温めようとするので、重い毛布を乗せるとその機能を妨害する事になります。
毛布でなくてもマルチクロスや使ってないフラットシーツを掛けても暖かいですね。

布団の上に掛ける毛布は、素材特性からみて化学繊維のものがいいです。ウールや獣毛の
毛布は温度調整効果があるので一定の温度になると湿気と同じように熱も逃がします。動物
性素材が自然のエアコンと言われるのはそういうで、覆い被せる用途の場合はその機能は
特に重要ではありません。
敷いてさらに毛布をかけるというのは余程寒い時期なので、調湿機能を持たず、とにかく
温度するだけのポリエステルやアクリル化学繊維の薄手の毛布がいいと考えます。
ボリュームのある毛布ではなく、薄手の軽いものを選ぶのが再重要ポイントです。

布団と体の間に掛ける毛布はウールがベスト

綿わたやポリエステルわたの布団の場合は、寝返りで寝姿勢が変わると肩口や背中に隙間が
あき、温まった寝床内の空気と冷たい外気が入れ替わるので布団の体の間に毛布を掛けて体
の廻りの温度を逃がさないように毛布を使います。昔は綿わたの掛布団でしたから、この
毛布の掛け方は極一般的にやられていましたね。

*綿わたやポリエステルわたの布団は、布団が含む空気の量で保温するのでカサがないヘタ
ッた布団はその分暖かくありません。この点が動物性素材との違いです。”空気の性質は温
まり易くて冷め難い”という原理を利用しているということです。

この使い方は敷く毛布と同じ素材の選定の仕方でいいです。掛ける場合はウール100%より
カシミヤあるいはカシミヤなどの獣毛を混紡したものの方がより保温効果が高いです。
掛ける毛布は痛みも少ないから予算に合わせて検討すればいいと思います。
こちらもご年配の方や体温が低く寒がりの方にはフリースやポリエステルなどの化学繊維の
方がいいでしょう。

ウールや真綿の布団は状況に合ったアレンジが必要

羽毛と同じ動物性素材のウールやシルク(真綿)も基本的には羽毛布団と同じ使い方です。
ただ羽毛と違ってシート状のわたなので、綿わたやポリエステルわたと同じように寝返りで
肩口や背中に隙間があいてしまいがちですが、元々カサがない薄手の布団なので寝返りを打
ってみて体と密着度があれば毛布は上に掛けることですね。
もしボリュームのあるウールやシルクにポリエステルを混ぜたミックスわたなどの場合は、
綿やポリエストルわたの布団と同じで布団と体の間に毛布を掛ける使い方でいいと思います。


毛布を効果的に使うには、単純に掛けるか敷かでもなく、保温の補助アイテムになるように
適切な素材と位置で使わないと充分な効果が発揮できないのでご注意ください。

使ってないウール毛布が押し入れに眠っていたら、今夜から敷毛布として活用するといいですよ。


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