荒井信彦

あらいのぶひこ

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[ 目黒区 ]

コラム

 公開日: 2014-05-21  最終更新日: 2016-05-23

羽毛の価格高騰 3)手摘み採取のバッシング

マザーグースは次期の雛を生む卵をとるために長く飼育されているガチョウですね。
そのため、羽毛の採取は、ハンドピッキング(手摘み)で行われます。
動物は、時期が来ると毛の生え替えで毛が浮いて来きます。
グースも同じで、その浮いてきた時期に3〜4回程度手済み採取をします。
鳥にダメージを与えてしまうと、卵が取れませんからね。

非常に残念な裏の出来事

数年前にネットでこの手摘み行為が虐待として投稿され、手摘みされた後のグースの画像流れで、一挙にシェア拡散されて騒ぎななりました。
しかしその画像は、水鳥が真っ赤に血だらけになっていたり、無理な引き抜きで肉が裂けてそのまま放されているような、眼を背けたくなるもので、ヨーロッパを中心にバッシングが起こって今も続いています。

それを受けて、日本でも羽毛布団には現在は「ハンドピック」の表示はしなくなっていますね。
また、今年になってマザーグースの表記もホワイトグースにするという連絡がきています。

これもフォアグラと同様、冷静に考えてみれば、飼育農家にとって、資産である鳥にそんな酷い扱いをするはずがない・・・死んでしまったら、余計コストがかかってしまうので、むしろ大事に飼育した方がいいのは明白ですよね。

こういうネットの記事は、SNSでも多くシェアされ、日本でも物議をかもしているわけですが、これには裏があるようです。

輸入メーカーが現地で調査した所、飼育農場に酒と食べ物を持ち込んで宴を行い、盛り上がってきた所でゲームとして、誰が早く羽毛を手摘みできるかを競わせる・・・このようなケースがいくつかあったようです。
当然、賞金が掛かるでしょうから、酔った勢いで無茶苦茶にむしるのでしょう。

この画像がネットでシェア拡散したことで各国でバッシングが起こり、グースの飼育農家も飼育数を減らさざるを得なくなっているのが実情・・・そして、希少なため、価格高騰となる訳です。

これはヒステリックなまでに運動で広まっており、これに関連する抗議テーマをネットに上げると一気に署名が集まるくらいです。

これをやったのは、どうもどこかの国の動物愛護団体のようですね。
目的は、寄付金集めです。

過激な動物愛護団体では"シーシェパード"が有名ですが、あれだけの船を作れ活動できるのも、大物ミュージシャンやハリウッドセレブの億単位の寄付があってのことのようですし、海外には無数の動物愛護団体があるので、中にはこういうことで資金を集めているところも少なくないようです。

"エコ"のうらには、"エゴ"があるということですかね。

ボクの見解ですが・・・

ボクは、今の高騰の状況はそんなに悪い状況だとは思っていないんだですよ。

毎度言う事ですが、シングル一枚に100羽以上の水鳥の羽毛を使う羽毛布団は、特別な布団だと思わないと行けないです・・・少なくとも35年前はそうだったですね。。高かったですしね。

外食一回するくらいの金額で買えるわけがない・・・もうそろそろ、「値段は伊達に付いてない」ということと、「羽毛布団は特別な布団」ということを認識して、自分がそれだけの価値を持っているのかどうかで購入を考えないといけないと思います。

羽毛ならなんでもいいとか、羽毛は皆一緒だと思ったら大間違いです。
予算がなければ、羽毛以外の素材のものを選んだ方が、レベルは高いものが手に入ります。
ちゃんとした原毛を使っている羽毛だから、掛布団として理想的なわけですね〜

「羽毛布団以外は掛布団にあらず」・・・こうした風潮は、"売り手"が勝手に作り出したものです。
寝具メーカー、百貨店、小売店、通販業者など、寝具に関わるものは大いに反省しないといけないでしょうね。

最近の高騰で、安価なものはより悪くなっていますし、昔に近い価格に戻る事で、一線引かれる切っ掛けになってくれたらいいなと思うんですがね。


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