コラム

2016-08-28

認知症の方は福祉用具を使いこなせるか?

認知症専門ナースケアマネ 市村幸美です。

最近、福祉用具関係の方と繋がらせていただくことが増えました。

私自身は福祉用具に詳しいわけではないのですが
私の視点から福祉用具と認知症について感じたことをお伝えします。


福祉用具は今や本当に色々ありびっくりしますね!
この記事では杖やシルバーカーなんかをイメージしてもらえるといいと思います。

認知症を発症する前から使用していたものについては、比較的認知症が進行しても使えることが多いように思います。

おそらく手続き記憶として残るからでしょう。
手続き記憶とは身体でおぼえる記憶のことで、自転車に乗るとか、仕事の技術などをさします

認知症病棟にいた頃
精神症状が強くて症状も進んでいてなかなかやんちゃな男性がいましたが、もともと椅子職人でいつも椅子を直してくれてた方がいました
素敵な方でした。

少し話がそれましたが
手続き記憶はエピソード記憶などに比べると後期まで残ります。

ですので
認知症を発症する前から使っていると使いこなせる時期が長いように感じています。

ですが認知症を発症して以降から新しい福祉用具を使おうとすると、なかなか難しいようです。

私の印象だと
アルツハイマー型認知症で中期以降は苦戦しているなと言う感じです。

そもそも福祉用具の存在をおぼえられない
そして、上手く使えない

杖を大切そうに抱えながら歩いている方とかよくみます。
ズルズル引きずっている人などもいらっしゃいますね。

もうそうなってくると 新しくおぼえるのは難しいですよね。。

認知症病棟で何度もシルバーカーが淋しそうに置き去りにされていました・・・。

使いこなせない福祉用具は逆に事故につながる危険なものにもなりかねない、ということを痛いほど感じましたね。

福祉用具関係の方はこれを使ったらきっと安全だから使ってほしい!!!
と思いますよね。

重要なのはタイミングです。
使えるうちに、と思ってはやめに導入すようとすると「私まだこんなの必要じゃないわよ!!」ということになったりしますが
可能な限りはやめの導入を考えていきたいものです。

この記事を書いたプロ

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看護師・準看護師 市村幸美

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